レモスコという調味料を自慢させてください
タイトルは「レモスコという調味料を自慢させてください」ですが、まずは本題に入る前に豆苗(とうみょう)を愛情を込めて音楽を聞かせて育てた話を聞いてください。
聞きたくない方は最近描いた女の子の絵を見て行ってください。
梅雨をイメージして描きました。
顔色が悪いですね。
さて、豆苗を育てた話に戻ります。
スーパーで豆苗が安かったので豚肉を巻いてフライパンで焼いて、ポン酢で食べたのですが、豆苗の袋の裏を見ると水につけると育つと書いてあり、「この豆苗会社は優しさに溢れている!新しい豆苗を買った方が会社の利益になるのに、育ててまた食べられる事をアピールをするなんて!」と妙に感動しました。
よーし!じゃあお言葉に甘えて育ててみるぞー!!
さっそく容器を用意して豆苗を育てることにしました。
大根おろしの容器を使用したのですが、これが豆苗のサイズとピッタリで
「なんか知らんけど世界の仕組みが分かったような気がする!この豆苗と大根おろしの容器をピッタリとはめた時、私の知らないところで時空が歪み、古代文明の秘密の扉が開いてる気がする!なんか知らんけど!」
と、大はしゃぎしたものです。
思いもしなかった物がピッタリだと嬉しいですよね。
そういえば子どもの頃、全然ピッタリじゃないのにピッタリだと思い込んで、かまぼこ板を履いたことがあります。
本当の事を言うと、この大根おろし容器と豆苗のサイズは若干の隙間があったけど、ピッタリだとなんか嬉しいから若干の隙間は見ないフリを決め込みました。
さて、これから豆苗育てライフスタートです!
切り口がざっくばらんなのは少量ずつ切ったからです。
お恥ずかしい!いっきにバッサリと切ればよかった!
日の当たる場所が良いだろうと窓際に置き、友人から貰ったヘパリーゼ、メガシャキ、つるべ落としに見守られて山切りカットの豆苗もなんだか嬉しそうです。
そう言えば植物にクラシックを聞かせると良いという情報があるので、どうせ育てるならクラシックを聞かせてあげよう。
ということでクラシックを聞かせてみました。
90年代ジャパニーズHIP HOPクラシックを!!
本気のクラシック音楽はCDもレコードも持ってないので、趣味で集めていた私が好きなジャパニーズHIP HOPクラシックレコードを豆苗に聞かせてみる事にしました。
普段、私の趣味の話は誰も聞いてくれないので、ここぞとばかりに豆苗に教え込みました。
そうです、私は淋しかったのです、誰も聞いてくれない音楽の話を豆苗は黙って聞いてくれたのです...。
するとどうでしょう…
一本だけメキメキと頭角を現す強者が!!
君も90年代HIP HOPが好きなのだな!!
そうか!!じゃあ親友だ!!食べるけど!!!
セイ ホーオ!と言うと「ホーオ!」とレスポンスが返って来たような気がして、一本だけニョキニョキ伸びる豆苗が、とてつもなく愛おしくなりました。食べるけど。
そういえば小学生の頃、一人だけ成長の早い女の子がいて、本人は男子より背が高い事を嫌がっていましたが、身長が低い私は憧れていたな~...そんな事を思い出しました。
忘れていた記憶を呼び起こす豆苗!
すごいゼ!
大親友だゼ!
そんな事を考えながら成長する豆苗を眺め、毎日お水をかえていると、愛情がモリモリ沸いてきました。食べるけど。
おかげでカメラロールが豆苗でいっぱい。
ポケットが虹でいっぱい。(言いたいだけ)
カメラロールが子どもの写真でいっぱいな友達の気持ちが分かったような気がします。
家に帰ると豆苗(大親友)が待っている...早くお家に帰りたい!!
豆苗が育つ姿は、いつの間にか私の日々の楽しみになっていました。
そして3週間が経った頃...
一本だけ成長が早かったHIP HOP好きな大親友がどれか分からないくらい、みんな立派に成長してくれました!
これはもう食べ頃だ!
しかし、育てた豆苗を食べてしまったら、豆苗が成長する過程を見る楽しみが無くなってしまう…。
それは淋しいな…。
なので、新しい豆苗を育て始めました。
育った方はもう食べてしまうので、最後に並べて記念撮影です。
記念撮影の時、綾波レイの「私が死んでも代わりはいるもの」というセリフが頭に浮かびました。食べるけど。
いよいよ収穫です。
どうやって食べようかな~。
そうだ!昨日、安かったラム肉を買ったんだった!
ラムを焼いて豆苗を付け合わせにしよう!
というわけで塩、コショウでラム肉を焼き、豆苗を添えました。
料理を写真に撮る時は寄って撮影すると美味しそうに見えると聞いたので、さっそく寄りまくって撮りました。
そしてようやく、このブログのタイトル「レモスコという調味料」の本題に入ります。
ここまで来るのに脱線しまくりました、すみません。
あ、脱線と言えば90年代HIP HOPの脱線3も大好きです。
「脱線」というキーワードで話が脱線してしまうなんて!!
音楽の趣味の話を誰も聞いてくれないので、少しでも滑り込ませたいという執着心が見え隠れして浅ましいですね。
それでは改めまして、レモスコの自慢をさせてください!
(私が作ったわけではないのに自慢するとか、ええ根性しとる)
広島産レモンと海人の藻塩、お酢、青唐辛子で出来ているこのシーズンにピッタリの爽やかな味。
レモンのサッパリとした酸味が好きな人に是非味わってもらいたい!
青唐辛子が入っていますが、辛味はそこまでないので辛いものが苦手な方でも大丈夫。ファミ通の攻略本だよ。
(大丈夫。と書いた後は必ず「ファミ通の攻略本だよ。」を付けないと気が収まらない世代です。)
レモスコのパッケージには焼肉や焼き鳥、サラダやパスタ、牡蛎やお好み焼きにもと書かれていますが、これ、本当に何にでも合うんです。
から揚げはもちろん、私はうどんにもかけたりします。
あと塩、オリーブオイル、レモスコを冷ややっこにかけると、とんでもなく美味しいです、酒のアテにもなります。
レモスコが好き過ぎて、持ち歩きに便利な小分けパックも常備しています。
このレモスコを早速、育てた豆苗と焼いたラム肉にかけていただきます。
さすがクラシック(90年代HIP HOP)を聞かせて育てたかいがありました。
サグい味がします!(言いたいだけ)
レモスコとラム肉の相性も抜群です!!!
美味しいものを食べると、よくそう思う。
私がいない場所で、美味しいものを食べた時は必ず、私に食べさせてあげたかったと言っていた。
子どもの頃は全然ピンとこなかったけど、大人になった今なら分かる。
美味しいものを食べると、大切な人の顔が浮かんでくる。
その人に食べてほしいと思う。
なんとなく、そう、思った。
みなさんも是非! レモスコを試してみてね!
単行本「祖母の髪を切った日」発売中です。
よろしくお願いします。
脱線しまくる長いブログをここまでお付き合い下さりありがとうございました!
おわり。